むくみが起こる、その原因は．．．

美脚のために知っておきたいこと．．．。

女性に多い「むくみ」が起こる、その原因とは？

夕方、ふくらはぎや足の首を親指で押してみてください。 もし、しばらくへこんだままの状態なら、それはむくんでいる証拠です。

私たち人間の体は、心臓から送り出された血液が動脈を通り、毛細血管から細胞に行きわたることによって、全身に栄養を運んでいます。 それと同時に、静脈から余分な水分や老廃物を回収することで、細胞間の水分を一定に保っています。

しかし、さまざまな原因が重なり、余分な水分か静脈に戻りきらず、そのまま細胞間に滞ってしまうと「むくみ」という症状になって現れるのです。

特に脚は、心臓から一番遠い場所にあるため、むくみやすい部分。 なので放っておくと、溜まった水分で脚が太く見えるなどの悪影響を及ぼします。

もともと筋力がなく、脚に下がった血液を押し戻す力が弱い女性は、むくみやすい傾向にあるのです。 ある統計によると、20代から30代の女性の3割がむくみを感じているという結果が出ています。

脚のむくみと関係している、“リンパ”って何？

リンパには静脈に戻りきらなかった水分や老廃物を、回収→ろ過→再び静脈に戻すという役割があります。 しかし、静脈の流れと同じ理由で、リンパの流れが滞ってしまうと脚がむくんでしまうことになります。 美脚を目指すなら、リンパの流れもスムーズな状態にしておきましょう。

むくみの原因　血液の水分の関係をおさらい

むくんでいない状態

静脈やリンパの流れがスムーズで、老廃物や余分な水分を溜め込みません。 細胞間の水分も、ほどよい状態に保たれています。

むくんでいる状態

毛細血管よりにじみ出た水分が細胞間に入り込み、細胞周辺が水びたし状態です。 老廃物や脂肪が溜まりやすくなります。